歯肉形成（歯茎形成）

歯肉退縮の症状

• 01

  歯の根っこが露出する

  

  歯肉退縮でまず起こるのが、歯の根っこである歯根の露出です。歯ぐきから上（歯冠）と比べ、歯根は酸や細菌への耐性が低いため、露出してしまうと虫歯のリスクが高くなります。
  「根面う蝕」と呼ばれるこの歯根の虫歯は、発症リスクが高いだけではなく、通常よりも進行が早い厄介な歯科疾患です。

• 02

  歯がグラグラしている

  

  歯に過度な力がかかる噛み合わせの「外傷性咬合」や、歯の周囲組織に炎症が起きる「歯周病」は、ただ表面的に歯ぐきが下がるだけなく、歯を支える骨を破壊するため歯がグラグラと動揺するのが特徴です。

• 03

  知覚過敏・冷たいものや熱いものがしみる

  

  歯肉退縮によって歯根が露出すると、歯がしみる「知覚過敏」が起こります。虫歯のように歯が欠損することはないものの、冷たいものや歯ブラシの刺激で痛みを感じるため、程度によっては日常生活において支障が出ることも少なくありません。

• 04

  歯ぐきが露出し歯が長く見える

  

  歯ぐきが下がると必然的に歯が長く見えるようになり、見た目にも悪影響を及ぼします。
  

• 05

  歯と歯ぐきの間に隙間がある

  写真のように歯と歯ぐきの間に三角の隙間がある状態のことをブラックトライアングルといいます。ブラックトライアングルは前歯に好発するため目立つ上、食べ物が挟まりやすいといった弊害が伴います。

• 06

  歯が削れる、割れる、抜ける

  露出した歯根は虫歯になりやすい、知覚過敏になりやすいだけでなく、物理的な刺激にも弱いという特徴があります。
  このことから、ブラッシングにより歯が削れてしまったり、歯ぎしりや食いしばりによってヒビが入ったりすることも珍しくありません。

歯肉退縮の治療方法

歯肉退縮は症状により、治療方法が異なります。
歯ぐきの移植や再生療法を用いた治療を行う場合もありますし、ディープクリーンという歯ぐきより下の歯の根の歯垢、歯石を除去することで回復する場合もあります。
歯肉退縮が起こる歯周病は、重度にまで進行すると最悪の場合歯が抜けてしまうため、治療をせずに放置するのは大変危険です。
自然治癒はしない病気ですので、放っておくことで症状は悪化していきます。これらの症状がある方はお気軽にご相談下さい。

歯肉退縮の症例

Before

After

主訴	歯茎が下がるのが気になる、しみる
診断名	歯肉退縮
年齢・性別	60歳・女性
治療期間	6ヶ月
治療回数	10回
治療方法	歯周外科、根面被覆
費用	50,000＋税
リスク・副作用	外科手術が必要になります

ガミースマイルは治療が可能です

ガミースマイルの原因には、「上唇が過度に挙がってしまう、薄い」「歯のサイズが小さい」「上の前歯の位置が低い」などがあります。
以前は外科手術で顎の骨を切る治療がメインでしたが、現在は通常の歯科治療でもガミースマイルを改善できるケースが多くなりました。 原因によっても適切な治療法が異なりますので、ガミースマイルにお悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。

ガミースマイルの症例

Before

After

主訴	前歯が短いことが気になる。
診断名	ガミースマイル
年齢・性別	24歳女性
治療回数	10回
治療方法	歯ぐきの手術
費用	3万円~5万円
リスク・副作用	外科的な対応となるため若干の腫脹や疼痛が出る事があるため当日は激しい運動などは控えて下さい。